【市場の俯瞰的調査】タイにおけるウェルネスツーリズム市場の俯瞰調査

出典:Adobe Stock
目次

相談背景

アフターコロナで急回復するタイの観光市場のなかで、単価の高いウェルネス領域(スパ・温浴・ヘルスリゾート)への投資機会を検討。現地パートナーからの断片的な情報しかなく、全体像を客観的に把握したかった。

クライアント概要

  • 対象業界:観光・ウェルネス(スパ・温浴・ヘルスリゾート)
  • 対象地域:タイ
  • クライアント属性:大手不動産デベロッパーの海外事業部門

課題解決に向けた調査概要

当初の課題

「有望」と言われる根拠が関係者の肌感覚に依存しており、顧客層・価格帯・競合施設の構造を示すデータが手元にない。

調査目的

ウェルネスツーリズム市場の規模・顧客構造・競争環境を俯瞰し、投資テーマとしての筋の良さを検証する。

調査内容

国内客/訪タイ客別の市場規模推計と回復トレンド、客層別(富裕層・ミドル・メディカル目的)の利用実態(来訪目的・滞在日数・客単価・予約経路)の把握に加え、主要施設の価格帯×サービス内容のポジショニングマップ、稼働率と収益構造の推定、医療ライセンス・土地保有規制など外資に効く参入条件、政府の観光振興策とインセンティブを整理。有望セグメントの特定と、提携・買収候補となりうる施設のロングリスト化、参入形態別の初期投資の目安まで落とし込んだ。

調査手法

デスクトップリサーチ(観光統計・OTA予約データ・施設公開情報)に加え、現地施設運営者・スパ業界団体関係者・旅行会社・ウェルネス専門家へのインタビューを実施。

主要施設は繁忙期・閑散期の2回に分けた覆面訪問調査でサービス品質・価格・集客状況を確認し、訪タイ客の出発国別動向はOTAレビューの定性分析で補完した。調査期間は約6週間。

得られた示唆

ボリュームは中価格帯の温浴・マッサージだが、成長率と利益率は医療(検診・美容医療)併設型リゾートが突出。単独開発より既存オペレーターとの提携が投資効率で優位、という優先順位を提示。

この事例を担当したコンサルタント

宮崎 涼次

中国を中心に、日系大企業向けの市場参入・事業拡大に向けた市場調査・競合調査を担当。自動車や消費財、総合化学などの領域で、業界構造の把握や競合分析、新規事業の構想から実行支援までを幅広く手がける。加えてM&AのFAやAI導入プロジェクトなど領域横断の経験を持ち、調査設計から戦略への落とし込み、実行の伴走までを一気通貫で支援することを得意とする。

コンサルタントに相談する

Archesの海外市場調査・支援事例 市場調査・競合調査などの事例をご紹介 支援事例を見る
  • URLをコピーしました!
目次